青空バスケ―2nd―
「大和の将来か……。
想像つかないけど……でも、お前ならきっといい夢見つけられるんだろうな」
「……まだ何も分からないけどさ。
でも……大切なものを守っていけたらいいって思ってる」
俺がそう言うと、暁弥はフッと小さく笑った。
「ベタ惚れじゃん」
「……そうだよ。
生まれた時から……ずっとアイツしか見てねぇよ」
他の女になんか見向きもしなかった。
いくら美人でスタイルが良かったとしても。
……俺の中での一番はいつでも栞奈だった。
それはずっと変わらないと思う。
今までも……これからも。
「……俺も栞奈に話さなきゃな」
「そうしてやって。
少し寂しそうにするだろうけど、暁弥の夢は喜んで応援してくれると思うから」
弁護士なんてアキ君すごい!
って、絶対言うと思う。