青空バスケ―2nd―
「頑張ってね」
「おう」
「応援してる」
「あぁ」
「ずっとここで見てるからね」
「……あぁ」
「……大好きだよ」
「っ…………!」
大和はほんのり頬を赤くしながらも……優しく笑った。
「ヤベッ……最後のが一番効いた」
大和はそう言ってあたしの頭をポンポンしながら立ち上がった。
そのままコートの向こう側に視線を移す大和。
……大和の視線の先にはアキ君。
「……燃えてきた」
小さく口元を緩ませながらそう呟く大和。
……大和、アキ君と試合をするのが一番好きだもんね。
だから……楽しんできて。
それで、決めてきてよ。
最後の切符……手に入れてきて。