青空バスケ―2nd―
昨日の夜……アキ君から電話があった。
『え……やめるの?』
《そう。この大会でもうやめる》
アキ君に新たな夢ができた。
未来を歩んでいくための夢。
大和もアキ君も同じタイミングでやめることを決意した。
本当……どこまで似てるんだか。
アキ君は嬉しそうに将来の夢を語ってくれた。
あたしも嬉しかった。
アキ君が本当にやりたいことを見つけて……それを話してくれて。
『よかったね、アキ君』
《あぁ……ありがとう》