青空バスケ―2nd―
そんなことを思い出しながらあたしはコートにいる二人を見た。
うん……良い顔してる。
第1クォーターが終了し、現在第2クォーター。
お互いの点数はそんなに変わらない。
正に互角の戦い。
「どうなるんだろう……」
分からない。
だけど、どちらが勝ってもおかしくない展開。
インターハイ出場を賭けた……二人の戦い。
……あたしはギュッと膝の上で手を握りしめた。
「岬。よく見ておけ。
これがお前がずっと見守ってきた男達の……勇姿だ」
「……はい」
みんな……頑張ってる。