青空バスケ―2nd―
青空バスケ
大和side

ハーフタイムに入り、ベンチに座って頭からタオルをかぶる。

試合に特に変わったことはない。

点差もそんなに離れない。


だけど……


「……超楽しい」


一人でボソッと呟く。


やっぱりアイツとの勝負は楽しい。


……だからこそ、勝ちたい。


あと20分。

たった20分の試合で……終わる。


「大和、ドリンクは?」

「あぁ……いる」


栞奈からドリンクを受け取って飲む。


ここからが……本当の勝負だ。

< 185 / 201 >

この作品をシェア

pagetop