青空バスケ―2nd―
「大和の顔……」
「顔?」
「……すごく楽しそう」
栞奈が俺の顔を見て微笑む。
「これで……最後だもんね」
……そうだよ、最後だよ。
だから……
俺は立ち上がって栞奈の頭に手をやった。
「……勝つよ。
それで……守るから、約束」
栞奈は嬉しそうに笑うと、大きく頷いた。
小学生の頃の約束も……
去年の約束も、今年した約束も。
全部……守るから。
今日、この場で……絶対。
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