青空バスケ―2nd―
チワワ
大和side
―ある日の教室―
「何かさぁ、ウチのマネージャーが超使えなくてさ」
「お前、サッカー部だっけ。
あそこのマネージャー、可愛いって有名じゃん」
「見た目だけな。
実際、全然働かねぇの。
すげぇワガママだし」
「あー、そういや性格悪いって誰かが言ってたっけ」
クラスメート二人が話しているのを、パックのカフェオレを飲みながら蓮と二人で黙って聞いていた。
「お前らは?
そういうのないの?」
そういうの……ねぇ。
「あるわけないだろ」
飲み終えたパックを潰しながら答えた。
不満なんてあるわけない。
むしろ感謝したいぐらいだ。
「蓮は?」
「ないな。全く」
「ふぅ~ん。
幸せだな、お前ら」
「ま、岬ちゃんだからな。
ちょこまかよく動いてそうだし」
よく働いてるよ、本当に。
―ある日の教室―
「何かさぁ、ウチのマネージャーが超使えなくてさ」
「お前、サッカー部だっけ。
あそこのマネージャー、可愛いって有名じゃん」
「見た目だけな。
実際、全然働かねぇの。
すげぇワガママだし」
「あー、そういや性格悪いって誰かが言ってたっけ」
クラスメート二人が話しているのを、パックのカフェオレを飲みながら蓮と二人で黙って聞いていた。
「お前らは?
そういうのないの?」
そういうの……ねぇ。
「あるわけないだろ」
飲み終えたパックを潰しながら答えた。
不満なんてあるわけない。
むしろ感謝したいぐらいだ。
「蓮は?」
「ないな。全く」
「ふぅ~ん。
幸せだな、お前ら」
「ま、岬ちゃんだからな。
ちょこまかよく動いてそうだし」
よく働いてるよ、本当に。