青空バスケ―2nd―
その日の昼休みのことだった。
購買に昼飯を買いに行こうと俺は廊下を歩いていた。
……その時。
「だから……」
「……でも……あたし……」
たまたま通りかかった空き教室から男女の声が聞こえてきた。
珍しいな……こんなとこに人がいるなんて。
「……なぁ……岬」
……岬?
って……栞奈!?
慌てて教室の中を覗き込んだ。
すると、中にいたのは……栞奈と多分同級生の男。
誰だ……アイツ……。