青空バスケ―2nd―
「ただいま」
あたしは流されるままハル君のマンションに……。
「おかえりなさい」
出迎えてくれたのはハル君の奥さん、七海さん。
「あれ、栞奈ちゃん」
「あ……お邪魔します」
「いらっしゃい」
七海さんは笑顔であたしを中に入れてくれた。
本当にいい人だ……。
「ご飯食べる?
カレーなんだけど」
「え、でも……」
「遠慮なんてしなくていいからな。
栞奈らしくない」
「じゃあ……いただきます」
とりあえずハル君達と一緒にカレーを食べた。
七海さんのカレーはすごく美味しかった。
デザートに七海さんの友達がお土産にくれたというお饅頭を貰った。
「美味しい……」
何か暖かいなぁ……この雰囲気が。
ハル君と七海さんの人柄の良さが伝わってくる暖かさ。