青空バスケ―2nd―
栞奈side

あたしにしかできないこと……か。

んー……何だろう……。


公園のブランコにに座りながら、あたしは必死に考えていた。


部活は休んだ。


予選真っ只中のこの時期に休むのもどうかと思ったけど……どうしても考えたいことがあって。


蓮ちゃんは気の済むまで考えてこいって返信をくれた。

本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


でも、答えは見つからなくて……


「……はぁ」


小さくため息をついた、その時だった。


「日曜の昼間に公園のブランコって……あなたいくつですか」

「え?………わわっ!」


後ろから声がしたと思ったら、突然背中を押されてブランコが動き出した。

慌ててブランコを止めて振り返った。


「あ……アキ君!」

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