青空バスケ―2nd―
大和side

栞奈とハル兄と七海さんが出て行って……二人きりになったリビング。

……気まずい。

とてつもなく沈黙が気まずい。

とにかく、何か会話を……


「……ハル兄がお互いに聞きたいことがあるって言ってたけど……俺に聞きたいことって何?」

「俺達、決勝では青桜に当たるって初めから予想してたんです。
それで今日青桜が準決勝に進出したって聞いたから、何気なく青桜のエースと知り合いだって先輩に話したら……情報収集してこいって言われて」


……俺と同じじゃん。

どこも似たようなもんなんだな。

一年じゃ先輩の命令には逆らえないだろうし、尚更か。


「けど、俺としては情報収集なんてどうでもよくて!!」

「どうでもいいって……」

「俺は大和さんと話がしたいんです!!」

「…………は?」

「バスケの話がしたいんです!!」


………はい?

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