青空バスケ―2nd―
仲間・俺の夢
栞奈side
「いよいよ明日か……」
誰もいない部室にあるカレンダーを見ながら一人呟く。
準決勝がいよいよ明日に迫った。
準決勝を勝てばその日の午後には決勝が行われることになる。
「栞奈」
カレンダーを見ていると、後ろから声をかけられた。
振り返ると、制服に着替えた大和が立っていた。
「帰んないの?」
「うん、帰るけど……。
もう明日なんだなぁってしみじみと感じてた」
「へぇ……」
すると、大和があたしを後ろから抱きしめながらカレンダーを覗き込んだ。
「……一年前だよな。
あの決勝戦の日……俺達が付き合い始めたのって。
日付は違うけど」
「……うん。
でも、あたし達にとっての記念日は明日だよ。
日付は違うけど……明日」
あたしのお腹辺りにに腕を回す大和の手にそっと自分の手を重ねた。
日付なんて関係ない。
去年の準決勝、決勝から明日の準決勝。
それがあたし達の一年間。
「いよいよ明日か……」
誰もいない部室にあるカレンダーを見ながら一人呟く。
準決勝がいよいよ明日に迫った。
準決勝を勝てばその日の午後には決勝が行われることになる。
「栞奈」
カレンダーを見ていると、後ろから声をかけられた。
振り返ると、制服に着替えた大和が立っていた。
「帰んないの?」
「うん、帰るけど……。
もう明日なんだなぁってしみじみと感じてた」
「へぇ……」
すると、大和があたしを後ろから抱きしめながらカレンダーを覗き込んだ。
「……一年前だよな。
あの決勝戦の日……俺達が付き合い始めたのって。
日付は違うけど」
「……うん。
でも、あたし達にとっての記念日は明日だよ。
日付は違うけど……明日」
あたしのお腹辺りにに腕を回す大和の手にそっと自分の手を重ねた。
日付なんて関係ない。
去年の準決勝、決勝から明日の準決勝。
それがあたし達の一年間。