ぬくもりをもう一度
「合コンでもしてんのか」


「さすが阿久津さん。

 よくおわかりで」


郁哉が言うに、

居酒屋から場所を移して、

今はカラオケにいて、

今回やってきた女のレベルが、

思っていた以上に高い上にノリがよく、

もしかしたら目当ての女を

持ち帰り出来るかもしれないらしい。


そんな“大事な時”に、

なぜ俺へわざわざ

電話をかけてきたのだろうか。






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