ぬくもりをもう一度
魔のスクウェア
なぜ、こんなことに

なってしまったのだろうか。


小さな丸いテーブルを囲うように、

俺と香澄、

そして川尻と野々原が座っている。


俺と香澄の表情とは対照的に

にっこり笑う2人の姿を見て、

より一層恐怖感を募らせていく。


この状況を、

楽しんでいるようにしか見えない。


この場からどうにか早く逃げ出したい一心で、

俺は冷静を装いながら口を開いた。


「野々原。“ビジネスパートナー”って、

 さっき言ってたよな。

 それは一体どういうことなんだ?」






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