後悔バス【短編】
うちは共働きだったから、俺の弁当は婆ちゃんの係りで


それは俺が、高校を卒業するまで続いた


大学からは東京に出て、俺は一人暮らしを始めたんだ


新しい友達
刺激の多い都会での暮らし
遊ぶ為の金を稼ぐバイト


俺が実家に帰る事はほとんどなかった


母さんから、婆ちゃんが会いたがってるから、たまには帰って来なさいって電話がよく入ってたけど、適当に返事するだけだった


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