後悔バス【短編】
あれから、会社に連絡を入れ、実家へ向かうことにした


実家へは在来線で1時間と少しかかる


俺はふと、ある考えが過った


喪服、用意してった方がいいのか?

いや、そこまで用意すると、まるで婆ちゃんが死ぬのを待ってるみたいだろ

だけど、万が一ってなった時にまた電車に揺られて戻るのも…


俺は手ぶらで帰る事にした


多少の着替えなら実家にもあるだろうし、もし喪服が必要になればレンタルすればいいだろう


俺は用心深く戸締まりをすると駅へと向かった


< 6 / 36 >

この作品をシェア

pagetop