先輩とあたし。
--------次の日の夜。
あたしは今日も走りに行く。
ちゃんと迷子にならないように、道を覚えながら走っていた。
♪~♪~
あ、メールの着信。
あたしは走っていたのを止めて歩きながら、ポケットから取り出したケータイを開いた。
亮太くんからだった。
〈今日も走るん?ww〉
あたしは返信をうちだした。
〈走るよー〉
あたしはそう打ってから、また走り出した。
走りながらメール打つのって大変なんだよね。
それから何度かメールのやり取りをして、今日も亮太くんと会うことになった。
奥田町にある公園にたどり着いたあたしはベンチに座り、公園にいるよって亮太くんにメールをしておいた。