先輩とあたし。
「彼方ー」
「亮太ー、ごめん。おもいっきり寝てた」
そんな感じで話していて急に西村先輩が
「あれ誰?」
っていきなりあたしのほうを見た。
「ん?あー、あれは愛李」
どうも、みたいな感じであたしは頭を下げた。
また少し西村先輩と亮太くんは会話して、西村先輩は家に入っていき亮太くんはあたしのほうにむかってきた。
「いかんの?」
『い、いかんってば』
あたしの右隣に座った亮太くん。
肩が触れ合ってて少し恥ずかしい気持ちになる。
「あ、サッカーやってる。俺、まざってくるわ」
またすぐに立ち上がってしまった亮太くんは、階段をおりて小学生の男の子たちのところにまざってサッカーをしていた。
じっと見てみると、亮太くんと男の子たちは楽しそうにやっていてなんだか亮太くんが幼く見えた。
なんか、かわいいなぁ…。