先輩とあたし。

あたしと真帆は亮太くんから離れた。

真帆と一緒だったからよかったものの、1人だったら噛みまくってたと思う。

あたしと真帆はまたトラックの近くに立って、輝先輩の応援をしていた。

真帆は小さい声ながらもちゃんと応援していた。

あたしはおもいっきり大きい声で応援してたけどね。

真帆は輝先輩の前だけチキンになる。

※チキン=へたれです。

でも真帆の気持ちはわかるかも。

好きな人にはかわいく見られたくて、普段しないことをしてみたり。

好きな人には話しかけれなくなっちゃったり。

好きな人の前ではおとなしくしていたり。

そう思うのは誰でも一緒でしょ?

好きな人は、自分のなかでは大きな存在で、好きな人中心に自分はまわってる。

そう言っても過言じゃないとあたしは思う。

好きな人は特別だもん。

< 131 / 310 >

この作品をシェア

pagetop