先輩とあたし。

. 先輩への気持ち

『うっ……ふ…くっ……』

あたしの手の甲に涙がポタポタと落ちる。

止まることを知らない涙は次から次へと溢れだす。

つらい…、苦しいよ……。


――――さかのぼること1週間前。

12月31日。

あたしは最後の2012年を満喫していた。

紅白を見て、今はｼﾞｬﾆｰｽﾞｶｳﾝﾄﾀﾞｳﾝを見ている途中。

あたしはテレビを見ながらもあけおめメールを頑張ってうちこんでいた。

毎年恒例、忙しい時間。

あたしはテレビから聞こえてくるカウントダウンを頭の中で一緒に数えて、0!!ってなった瞬間に送信ボタンをおした。

幸い、1発で送れてホッと胸をなでおろした。