先輩とあたし。

〈萎えないでよww
あたしのことすきにならせればいいんか?wwww
うそwそこまで自信ありませんw〉

自信ないよ…。

だって…亮太くんはもうあたしのこと好きって気持ちが薄れてきてるんじゃないの?

知らないけど…。

〈ならさせてw〉

あたしは、はぁ…と一息ついて、メールを送った。

〈んー、わかったww3学期、期待しててな?w
絶対好きにならせてみせるし←
てか、好きかもしれん人だれ?ww〉

そんな自信ないけど……。

好きにならせてみせる、なんで…できるわけないじゃん。

あたしにはそんなことできないよ……。

あの子に勝つなんて…。

あたしは次にくる返信がわかっていた。

だって亮太くんが好きかもしれない人がわかるから。

ねぇ、亮太くん。女の勘はよくあたるんだよ…?

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