先輩とあたし。

あたしと真帆と羅那でBOXを見に行ったときに、職員室前に3年のソフトテニス部が集まっていた。

輝先輩はソフトテニス部だから真帆は少し顔がニヤけていた。

あたしは真帆に『ニヤけんな』って一応釘をさしたら、真帆はニヤけていた顔を真顔に戻した。

BOXに入っている配布物を持って、教室に戻ろうとしたときに風冶が近くを通ったから、少しからかって遊んでいたら、前方から亮太くんが近づいてくるのが見えた。

真帆「愛ちゃん、ちゃんいるよ」

っていいながら亮太くんのほうを指差す真帆。

あれだけいったのに…、と少し真帆に苛立ちを覚えながらも亮太くんのほうを見たら、すぐ目の前にいた。

「あ、メール返信できんくてごめんな。今、ぶっ壊れてるから」

『うん、知ってる』

そういえば、昨日冗談で亮太くんにメールしたんだった。

亮太くんはあたしが知らない間にメアドを変えていたみたいで、

元々の亮太くんのメアドに送って、

エラーがくると思ったのにこなかったっていう恥ずかしいパターン。

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