先輩とあたし。

最初は明るいメールだったのに、どんどん落ちていくメールの内容。

あぁ、こんなこともあったな、って久々に思い返した。

だけど、亮太くんとのメールは2月1日で途切れていた。

もう1ヶ月も亮太くんとメールしてないんだ。

って、驚いた。

だってそんなに亮太くんとメールしてないなんて考えつかなかったから。

だけどこんなに早く感じたのは、実際に亮太くんと話したり会ったりしてたからかも。

こんなの見たら、こんなの感じたら、

消せなくなっちゃうじゃんか…。

『っ……う~…』

亮太くんのばーか。

あたしにこんな想いをさせないでよ。

あたしを悲しませないでよ。

「泣くな」って言ってよ。

そんな望みも決して叶うわけがない。

< 290 / 310 >

この作品をシェア

pagetop