先輩とあたし。

あたしは目を開けて、涙をぬぐった。

しっかりと、歌わなきゃ。

間奏が終わって、3番。


草の芽伸びゆく 春の道

行く手示して 浮かぶ雲

別れの時が 今迫る

さよなら友よ さよなら友よ

忘れまいこの日を いつまでも


歌い終わったと同時にまた涙が溢れだした。

亮太くん、

亮太くん、

亮太くん、

さよなら、をしないといけないんだね…。

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