先輩とあたし。

それぞれの掃除を始めた。

だけど話が止まるはずがない。

あたしは黒板消しをはたこうと思ってカーテンと窓を開けた。

クリーナーはあるけど、クリーナーがあるのは教室とかだけで、被服室から教室は遠いからはたくしかない。

パンパンッと音をたてる黒板消し。

だけど粉が舞ってむせる。

『おぇー。ちょっと柚菜、奈美、咲季、へるぷー』

奈美「あはは!!愛李真っ白!!」

柚菜「愛李、大丈夫ー?」

咲季「粉めっちゃこっちにきてるし!!」

『へーるーぷー!!』

なんか口々に言ってないであたしを助けてよー。

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