先輩とあたし。

-------いつものように、7時50分に学校に着いて、昇降口にむかって2年の下駄箱にきて、自分の下駄箱に靴を入れてスリッパを取り出して履く。

そして階段に向かう。

そう。ここまではいつも通りだった。

いつも通りじゃないことが1つ。

それは1年の下駄箱のところで真鍋先輩がいること。

そして1年の女子と喋っていること。

別に真鍋先輩が誰かと喋っていてもいいんだけど、なんで急に…?

あたしはそんな風に思いながら2階に上って教室に入り、自分の机に鞄をおいて教科書を机の中に入れていると、

羅那「あ、愛ちゃんおはよー」

後ろを振り向くと羅那がいた。

羅那はあたしの後ろの席。

『おはよー』

< 64 / 310 >

この作品をシェア

pagetop