ダイヤモンドの誘惑
1.夜の誘惑・・・
12月に入り、

辺りはクリスマス一色。

どこに目を向けても、

たくさんのイルミネーションが、

まばゆく光を放っていた。

・・・

そしてもう一つ、

私には目の毒になるような光景が。

・・・

そう、

それは、

幸せいっぱいの恋人たち。

・・・

とても幸せそうに見えるけど、

本当はお互い、

そんなに好きではないんじゃないか?

恋に恋してるだけなんじゃないか?

そう思えてならない。

・・・

別に、過去に恋人に裏切られたとか、

そんな経験はない。

だけど、私は、

誰かを愛そうなんて思わない。
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