ダイヤモンドの誘惑
…確かに。

・・・

すべての人が、カップルじゃない。

・・・

これから両思いになるべく、

頑張ろうとしてる人たちだっている。

・・・

そんな人たちの為に、

こんな宝石があってもいいかもしれない。

・・・

私が納得していると、

・・・

「その宝石をよ~く見てみてください。

光に当ててみると、薄ら縞目が見えて、

とっても神秘的で綺麗でしょう?」


・・・

言われるままに、

ライトにあててみると、

確かに縞目があって綺麗だ。

・・・

「・・・ほんとだ。

とっても綺麗ですね」


「・・・でしょ?

実は、私もそれを持ってるんです。

私にも、想い人がいまして・・・」

そう言って、首からネックレスを見せた。
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