ダイヤモンドの誘惑
「上田さんには、想い人がいた。

私は上田さんは良い方だし、

応援しますって言ったの・・・

でもその想い人が、

まさか、私だったなんて思わなくて…」

・・・

蓮は私の手を握りしめたまま

黙って話しを聞いていた。

・・・

「私を好きだって告白されて、

驚いてる私にキスをした・・・

そんな事されて、さらに驚いちゃって」

・・・

蓮の握ってる手に、

増々力が入った。

・・・

少し痛かったけど、

我慢して話を続けた。

・・・

「固まった私の服を力任せに・・・

胸にその・・・」

そこから言葉が出なくなった・・・

・・・

思い出しただけで辛い・・・

涙が止まらない・・・
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