ダイヤモンドの誘惑
「・・・いいの?」

かすみは、

恐る恐るオレに尋ねた。

・・・

オレは微笑み、

「いいよ・・・

ここにはオレ以外誰も来ない。

たまに仲のいい友人が一人来るくらいだ。

だから、好きな時に来ればいい」

・・・

そう言って、

合鍵を、かすみの胸元に

するりと入れた。

「ッ!」

驚きと、鍵の冷たさに、

かすみの体がビクッとなった。

・・・

オレはクスッと笑って、

「今夜は、かすみだけを

想って・・・」

・・・

そう言って、

窓ガラスにかすみを押し付け、

深いキスをする。
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