ダイヤモンドの誘惑
社長室で、仕事をしていると、

かすみをオレの家に送り届けてきた

愛斗が社長室に入ってきた。

・・・

「無事に、かすみさんを、

家まで送り届けてきました」


愛斗の言葉にホッとして、

笑みを浮かべた。

・・・

「そうか。ありがとう。

いつもすまないな。

愛斗にそんな雑用まで頼んで…」

オレの言葉に、

愛斗は笑顔で首を振る。

・・・

「何を言ってるんですか?

オレは嬉しいんですよ・・・

今まで誰も愛して来なかった社長が、

一人の女性を心から愛し、守っている姿が、

ああ、これが本来の城ノ内蓮だって。

この間、大々的にかすみさんを

伴侶として発表されて、今はかなり

心配でしょう?

世間の目が彼女を傷つけないかと・・」
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