ダイヤモンドの誘惑
「幸美さん・・」

「ほら、もう泣かないの!

かすみちゃんは笑顔が一番。

お客様への笑顔は、とっても素敵なんだから、

笑ってなさい・・・

蓮の為にも・・・」


「・・・はい」


・・・

私は笑顔を作って、

幸美さんに言った。

・・・

「幸美さん、色々ありがとうございます」



「いいのよ。

これからも、私を自分の姉だと思って、

ど~んときなさい」


優しい幸美さんに感謝しつつ、

私は店長室を出ていった。








・・・・ウソ。
< 199 / 249 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop