ダイヤモンドの誘惑
「イカレタヤツだと思ってたけど、

ホントに変な人・・・」

・・・

オレから逃れたかすみは、

涙を拭い、

そう言い放った。

・・・

「フッ・・・

今のは冗談ですよ」


・・・

そう言うしかなかった。

・・・

「契約は続行なの?」


「当たり前ですよ・・・

まだ、城ノ内蓮を追放できていない」


「そんな事はさせないわ」


「小さな足掻きですね?

私には地位も名声もある・・・

アイツを追放し、

貴女の心も手に入れる」


・・・

しばらく見つめ合っていたが、

かすみはオレを睨みつけ、

マンションの中に入っていった・・・
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