ダイヤモンドの誘惑
・・・

一足先に、

オレの家に頼んでいた物を

運んでいた愛斗。

・・・

オレも仕事が終わり、

会社を出て、自宅へ向かった。

・・・

エレーベーターに乗り、

最上階へ。

・・・

ドアが開いた途端、

目に飛び込んできた光景に、

目を見開いていた。

・・・

「お帰りなさい、蓮。

お客様ですよ?」

そう言った愛斗が、

背を向けていた女を、

こちらに向けた。

・・・

なぜここに、かすみが?

・・・

黙り込んだオレをよそに、

愛斗は何も聞かず、下りて行ってしまった。
< 50 / 249 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop