ダイヤモンドの誘惑
・・・

しばらくの沈黙の後、

かすみが慌てて言い訳を始めた。

・・・

昨晩とはまるで別人。

・・・

昨晩は大人の女って感じだったが、

今は可愛い女の子と言ったらよいのか。

・・・

そんなかすみを、

愛しく感じてしまった。

・・・

やはり、

かすみといる時のオレは、

どこかおかしくなる・・・

・・・

それを打ち消すように、

オレはかすみを言葉巧みに誘う。

・・・

かすみは、

オレの言葉に酔ったかのように、

オレのされるがままだった。

・・・

意識を飛ばし眠るかすみを、

今度は離すまいと、

しっかり抱きしめ、眠りについた。
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