ダイヤモンドの誘惑
あそこに立っているのは、

私が寝た男…蓮。

・・・

でも、女が言った蓮社長は、

私が働くdiamondの社長・・・?

・・・

「城ノ内蓮!お願い」

・・・

女の言葉で、

確定してしまった。

・・・

「いいかげんにしろよ?

どこまでついてくる・・・・」

そう言った蓮の目は、

しっかり私を捉えていた。

・・・

「・・・かすみ」


「あの冗談は、

本当の事だったんだ」

そう言った私は笑っていた。

・・・

でも、心の中は、

深い海の底のように、

暗くなっていた。
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