ダイヤモンドの誘惑
口ではそう言ってても、

顔は正直に反応する。

・・・

蓮には、

彼女のように、

言い寄ってくる女は、星の数ほど

いるに決まってる・・・

・・・

蓮は私の顔を見ると、

クスッと笑って、私を抱き寄せた。

・・・

「彼女がオレの姪だとしても、

嫉妬する?」

・・・?!

「あんな格好をして、化粧も濃い。

はたから見れば二十歳はゆうに

超えて見えるだろうが、まだ友香は高1だ」


「・・・うそ」

あんなに綺麗な女性が、

まだ高1・・・

しかも、蓮の姪・・・

何も言えずにいる私に、

蓮は私の髪をかき上げ、微笑んだ。
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