ダイヤモンドの誘惑
・・・

それからと言うもの、

毎晩のように体を重ねる私たち。

・・・

だからと言って、

毎晩、蓮の家に泊まることはない。

・・・

ぐっすり眠りについた蓮を、

起こさないように、

そっとベッドから抜けると、

家に帰る私。

・・・

泊まることなどできない。

・・・

2回は眠ってしまった為、

起きられなかったが、

今回はそんなことがないように、

酔いしれることができない。

・・・

蓮はきっと、

私に本気じゃないと思うから。

・・・

そう思うと、

なんだか胸が苦しくて、

蓮の傍にいられない。
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