ダイヤモンドの誘惑
・・・

朝、目が覚めて、

オレは嬉しくて

思わず微笑んだ。

・・・

今まで、

かすみは必ず

目覚めると、オレの横にいなかった。

・・・

思いが通じ合った事で、

かすみは今こうして、

オレの腕の中で眠っている・・・

・・・

眠る前、

彼女は言った。

『思いが通じていないのに、

共に夜を明かすことが、

とても息苦しく、耐えられなかった』

・・・と。

・・・

そんな思いをさせているとも思わず、

自分の気持ちを伝えなかったことに、

とても後悔した。

こんな思いをさせるくらいなら、

もっと早く伝えればよかった・・と。
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