優しい手
★悠哉story★

あのとき、りなが用事
あるって言ったから、
別れたんだけどー…


その後…

なんか胸騒ぎがして…


心配になって…


りなを追いかけた。


これが以心伝心って
言うのかな?


胸騒ぎ的中で…



りなが車に引かれそう
だったんだ…



「りな!よけろ!」



怖さに固まってしまっ
てる、りなはよけれな
いでいる…



りな!危ねぇよっ!!



俺はとっさに、りなの
背中を押したんだ。



―キィッ…バンッ



俺ははねられた。


意識がなくなってく…


横ではりなが泣いてる。



俺は力を振り絞って、
最後にりなの涙を拭った。



ここで


俺の意識は



ぷつりとなくなった…



< 27 / 35 >

この作品をシェア

pagetop