携帯小説な恋したい
『かわいい〜!!』
優衣が持っているのは、大きくて手触りが気持ちいいウサギの人形だ。
『かわいいね!!』
僕がいうと優衣はいつもいう
『じゃあ、お揃いで買お』
と言う。
『うん!!いいよ!!』
といい、僕たちはお互いのために買った。
僕の部屋には、優衣とお揃いの人形が溢れている。
優衣は、僕の部屋に来るたびに人形をおいていく。
『クレープ食べたい』
僕が2つのぬいぐるみを持っていて、優衣がぶらぶら手をふって歩きながら言った。
『いいけど、柚姫に遅くなるって電話しておきな!!』
『はぁーい!!』
といい手をあげた。
僕たちのデートは、そんなの。