時を越えておとぎ話
野獣と出会うまで
※登場人物の紹介は原作を元にしています。
職業などが文章中で変わっていることがあります。
が、より現代に、リアルに近づけるためですので、ご了承ください。
昔、
ではなく。
フランスの何処かに、大金持ちの貿易商がいました。
貿易商には、3人の息子と、3人の娘がいました。
一番下の娘は、とても美しかったので、ベルと呼んでいました。
ベルというのは、美しい、という意味でした。
ベルは、美しい上に、気立てのいい娘でした。
が、上の2人は、威張りやで、わがままでした。
自分が、大金持ちの家に生まれたのを、大層自慢していました。
姉妹で、こんなに違うものでしょうか。
姉達の性格の悪さと相まって、より一層ベルがいい娘に思えます。
いつの時代でも、何処でも、自分の自慢をしたがる人はいるものです…。(笑)