春 雷
「わたし、今までいろいろ悩んで、いろいろ迷って・・・
でも、先輩の声に励まされて、わたしすごく強くなれたんです」


「うん」


「わたしにとって先輩は太陽なんです」


「太陽か。
・・・なんだか照れくさいな」

先輩は少しハニカんだ


「わたし、ずっと先輩にお礼が言いたかったです」


「礼を言わなきゃいけないのは俺たちだよ」


「え?」

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