今すぐ好きって伝えたい!
「だって、どうにもできないでしょ!」

美希の目にも涙が浮かんでくる。

「美希は、愛花が大切。
でも、でも!美希自身のことだって大切だもん!」

美希の言ってることは凄く分かる。

分かる、分かるよ?

でも、私だって辛いんだよ。


「…そっか。美希がそう言うなら、もういいよ。」

私は乱暴にドアを閉めて、トイレを出た。
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