今すぐ好きって伝えたい!
番号を1つずつ押していく。

ボタンを押すのがこんなに怖かったこと、今までなかった。

プルルルル…


留守番サービスの無機質な声が流れる。

ここで私は気付く。


「部活終わって、すぐ家にいるわけないじゃん…。」

自分の馬鹿さ加減が嫌になる。

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