今すぐ好きって伝えたい!


話したい。

またあのひだまりで、愛花という太陽に触れたい。

なのに、愛花の顔を見ているとそれだけで胸が痛い。

また、あのときのように普通に呼び出すだけなのに、それができない。



でも、愛花は愛花で俺に会いに来てくれるかもしれない。

嫌いじゃないって言ってくれたし!

だから、俺はあれから毎日あのひだまりに行っている。

かすかな望みをかけて。


「昼休みは、寝る時間」

俺の中の決めごとが、

「昼休みは、待つ時間」

に変わりつつあった。
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