今すぐ好きって伝えたい!
その状態を引きずり続けて昼休み。

もう、とにかく誰かに触っていたかった。

誰かとあの場所、あのひだまりにいられれば良かった。

そう考えた俺はこの時点でもうおかしくなっていたんだと思う。


「紗希、おいで?」

紗希。それは今一番気に入っていた彼女だった。

本当は愛花がよかった。

けど、もう限界だった。
< 57 / 159 >

この作品をシェア

pagetop