今すぐ好きって伝えたい!
話が終わった後、美希は漠然とした顔で言った。

「なんで?愛花は何に悩んでるの?」

「…え?言ったじゃん。
拓也君のたくさんいる彼女の一人になるのが嫌なんだって。」

私はちょっとムッとしてしまった。

それくらい分かるでしょ?って。


「愛花が他の彼女なんて忘れさせればいいんだよ!」



美希は満面の笑みでそう言った。
< 77 / 159 >

この作品をシェア

pagetop