最後のletter ~天国からの手紙~
お母さんは少し涙ぐんでいた
お父さんは黙って話を聞いていた
「分かった
茄優君がそこまで捺希と由音を想っていたのは分かった
捺希を頼むね」
「ハイ」
そして茄優は家って行った
その後はお母さんと少し気まずくて
私はすぐに2階に上がって
部屋に戻った
まさかこうなるとも思ってなかった
それにいくらなんでも
お母さんにーいつかいなくなるーって言われたくなかった
まるで私はいらない子みたいな言い方に聞こえるから
言わないでほしかった
そう言われて私は少し
寂しくなった
いなくなる
いなくなるけど
私だっていなくなりたくない