最後のletter                  ~天国からの手紙~

  けど私は気づいている


  リビングから

  すすり泣く2人の鳴き声がすることが・・・・



 夏葉に二度も辛い思いをさせちゃうんだろう


 由音ねぇの事で十分に辛い思いしてきたのに


 今度は私のせいで夏葉に辛い思いをさせちゃう


 私がいなくなったら夏葉は

 どうしちゃうんだろう


 やっぱり自分を責め続けるのかな??


 もしそうなら

 そんな姿見たくないな


 プルルル

 そんなことを考えている時に

 私のケータイがなった

 着信相手は

 もちろん茄優だった

 「ハイ」

 ≪あっ捺希?≫

 「うん
  どうしたの?」

 ≪いやーちゃんと話せたのかな?って思って≫


 茄優は優しすぎるよ

 どこまで私の家族思いなんだろう

 どこまで私の家族のことを心配してくれるんだろう

 「話せたよ笑
 
 でも 今リビングで泣いちゃってる」

 ≪そっか。

  でも夏葉も分かってるよ

  捺希が一生懸命戦ってる事は≫

 「うん ありがと」

 ≪おう≫そう言って
 電話は切れた

 
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